ActiveState Perl がなんやら PC のスタートアップでプロセスを起動していて、もう使っていないのでアンインストールすることにしました。一般的なアンインストーラーが見当たらなかったので、手操作でファイルを消したりレジストリを削除したりしました。
こちらの記事は ActiveState Perl のアンインストールの一つの方法であり、他にもあると思います。あくまで参考レベルのものとして参照してください。
ActiveState をアンインストールに及んだ動機
スタートアップ時に state-svc というプロセスを起動していました。調べてみると通信するケースがあるらしく、state-svc にはテキストファイル形式(拡張子 = log)のログが残されているようです。そこには以下のような記録がありました。
[DBG 20:45:05.676 client.go:141] Sending Google Analytics reports? true
トレンドマイクロ社のアンチウィルスソフトでスキャンした結果はウイルス判定されなかったので、ユーザーの重要な情報を通信することはないのだと思っていますが、既に ActiveState Perl を使っていないこともありアンインストールすることにしました。
アンインストール手順
以下の流れでアンインストール(主にファイルやレジストリの削除)を進めました。
- state-svc の停止
タスクマネージャーで state-svc.exe を停止させます。自分のPCで実際に停止させましたが、停止後の影響は特に何もありませんでした。
- ファイルの削除
以下のフォルダにあるファイル(フォルダ含めて)を削除します。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\activestate
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\cli-release
- スタートアップフォルダにあるファイルの削除
以下のフォルダで ActiveState のファイルがあれば削除します。state-svc を起動するためのショートカットなどもあると思いますので、そちらも削除します。
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
- レジストリの削除
レジストリエディタを起動します。そこで ”activestate” の文字列を検索します。最終的には削除するのですが、何らかの問題が起きた場合に備えて削除する前にバックアップをしておきます。バックアップを終えたら activestate perl に関連するレジストリを削除します。
自分のPCでは以下の3か所が該当しました。
[HKEY_CLASSES_ROOT\state\shell\open\command]
[HKEY_CURRENT_USER\Software\ActiveState\install]
[HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\state\shell\open\command]
PC を再起動する
一通りの削除作業を終えたので PC を再起動します。タスクマネージャーで state-svc が無くなっていることや、コマンドプロンプトから perl が起動できなくなっていることが確認できたら完了です。