Linux をインストールしている PC のストレージデバイスが HDD で速度が遅く、特に chrome の起動速度に不満がありました。Windows 11の edge (chromiumベースのブラウザ) はWindows起動時からプロセスが常駐しているので同じことが Chrome でもできると思って調べた結果を記事にします。
Chrome Background Runner
chrome ウェブストアに chrome 拡張として Chrome Background Runner が配布されていました。
この extension をインストールすると Chrome を終了してもプロセスが残っています。そのときのスクリーンショットを残しておきます。
どんな chrome 拡張?
(2024.10.13 追記)
時間があったので chrome extension を調べてみました。
これは驚きました。manifest.json とアイコン画像だけなのですね。
manifest.json の中身を記載しておきます。
{
"name": "Chrome Background Runner",
"version": "1.0.0",
"manifest_version": 3,
"description": "Keep your browser open in the background for faster re-opening",
"permissions": [
"background"
],
"icons": {
"128": "icon128.png"
}
}
Startup Applications Preferences へ登録
Ubuntu へは gnome-startup-applications (GUI上は Startup Applications Preferences と表示) がインストールされています。これは文字通り gnome 起動に伴ってアプリケーションを起動するアプリケーションです。ここに chrome を –no-startup-window を追加して登録します。
登録対象の Command line:
/opt/google/chrome/google-chrome –no-startup-window
ここに登録することで Ubuntu (GNOME)にログインすることで chrome がバックグラウンド起動することになります。注意事項としては、バックグラウンド起動する chrome の起動時間は特別な速さではなく HDD から起動する chrome と同じくらいゆっくり起動するということです。
起動速度の不満は解消されたか?
HDD からの起動と比較して、既に生成されているプロセスを表示するだけなので、瞬間起動そのものでした。とても満足しています。
Chromium で動作するか?
実際に確認していませんが、この内容なら普通に動作すると思います。